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お仕事報告:「世界の文化遺産になった 日本の伝統「風流踊」1」のカット2点を担当しました

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お仕事報告です。


 <1>東北・関東・甲信越~毛馬内の盆踊ほか (世界の文化遺産になった 日本の伝統「風流踊」(汐文社様)のカット2点を担当しました。

2022年12月、日本の各地に今も伝わる伝統的な盆踊りや念仏踊りで構成される「風流踊(ふりゅうおどり)」が、新たにユネスコ無形文化遺産に登録されました。

本書ではこの文化遺産となった風流踊が、わかりやすく地域別に紹介されています。
その第一弾として取り上げられたのが、東北・関東・甲信越地方に伝わる風流踊です。
私はその内の秋田県鹿角市の毛馬内(けまない)の盆踊の踊りかたを説明するイラストを担当いたしました。


少なくとも江戸時代から行われているという毛馬内の盆踊。「大の坂」と「甚句」という2種類の踊りがあるのですが、「大の坂」は京都の念仏踊りが、そして「甚句」はなんと戦国時代の発祥だったと言われています。
そういえば歴史の授業で「念仏踊り」とか「風流踊」については習ったなあ、という程度の認識でしたが、それが日本各地で形を変え、現在も踊り継がれているということに驚きました。

色々資料を調べさせていただいているうちに、この踊りを守り後世に伝えていこう、という現地の方々の熱い思いがひしひしと伝わって来ました。

こうして微力ながらそのお手伝いができたことを光栄に思っています。